スタイリストを志し、専門学校のスタイリスト科で講師として若林伽椰さんに出会いました。
もちろんスタイリストになるためのスキルを学ぶ為に学校に通いはじめたのですが、
伽椰さんにはそれ以上のことを沢山学びました。
美しいとはどんな物を美しいというのか? 人が感動する物はどんなことなのか? スタイリングとは?
ファッションとは? アートとは?
タダでさえ基準のない世界の物事を人に教えるのは大変な事です。
伽椰さんはクリエイティブのプロフェッショナルなのでその事を良く理解していました。
なので伽椰さんが一番僕らに伝えてくれたことは、「物を作る喜び」や「魅力」「楽しさ」だったと思います。
本来こういうことは人から教わるものではないのかもしれません。
しかしクリエイティブに、スタイリストに人生を捧げた伽椰さんがその楽しさを語る姿は
10代の頃の僕にとって非常に説得力のあることでした。
「物を創るのは自分が思っている以上に楽しいことみたいだぞ、追求する価値がありそうだ」
そんなことを感じたのを覚えています。
そしてこの「物を創る喜び」に関してはプロも素人も国籍も人種も関係ありません。
伽椰さんは学生の僕らと全く同じ目線で、良いスタイリングを創ることにとことん追求してくれました。
物創りの前では皆平等
学生と講師という枠をはみだし、「物を創る喜び」を追求する同士として付き合っていただきました。
学生時代の僕にとっては本当に貴重な大人だったのです。
学校における一般的な講師と生徒というスタイルとは明らかに違うものでしたが、それが若林伽椰という講師のスタイルでした。
このスタイルが「クリエイティブの仕方を人に教える最も適したスタイル」だと思います。
「物を創る喜び」を大切にしている人だからこそ、自然にこのスタイルになったのでしょう。
このスタイルの結果「物を創る喜び」をはじめ、人生の豊かさ、クリエイターとしての生き方、
反骨精神、本質を見抜く力
単にスタイリングの技術だけではなく、一般的な講師と生徒との関係では学ぶ事のできない多くの事を学びました。
人に何かを伝える事がクリエイターの大切な役目、基準のないクリエイティブの世界を学校の生徒に伝える事ができるクリエイター、
スタイリスト若林伽椰さんなのです。










